自衛隊元幹部が見るロシアの狙い 「西側に恐怖心」 今後の展開は…

有料会員記事ウクライナ情勢

牧野愛博
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 入念な準備と圧倒的な戦力差を背景に、ロシア軍がウクライナの首都キエフに侵攻した。これまでの軍事作戦からは、ロシアの思惑に加え、その限界も垣間見える。

 ロシアのプーチン大統領は24日の演説で「ウクライナ政権によって8年間、虐げられてきた人々を保護することが目的だ」とし、ウクライナでの特殊軍事作戦を決断したと表明。ウクライナの占領は目的ではなく、ウクライナ軍の武装解除などを目指していると主張している。

 松村五郎・元陸上自衛隊東北方面総監(元陸将)は「現代においては、戦争の目的が領土の占領から、相手を自分の思い通りに動かすことに変わっている」と指摘する。「ロシアがウクライナ全土を占領・統治しようとしたら、第2のアフガニスタンになってしまう」と説明。「ロシアの狙いは、ウクライナの資源ではなく、ウクライナを思い通りに動かし、最低でも欧州とロシアの間の中立地帯にすることだろう」と語る。

 ロシア軍がウクライナに全面侵攻したのは、親ロシア勢力が強い東部2州だけではなく、ウクライナ全土の中立地帯化か親ロシアの傀儡(かいらい)政権づくりを目標にしているからだろう。

松村五郎・元陸上自衛隊東北方面総監、長島純・元航空自衛隊NATO連絡官、山下裕貴・元陸上自衛隊中部方面総監、渡邊剛次郎・元海上自衛隊横須賀地方総監の4人に話を聞きました。

 ロシア軍の具体的な作戦行動…

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