ロシア軍も大被害か ウクライナ報道では驚愕の数字、欧米は減速指摘

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モスクワ=佐藤達弥 ワシントン=園田耕司 ロンドン=金成隆一 ローマ=大室一也
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 ウクライナに侵攻中のロシア軍は26日、ウクライナの首都キエフ掌握を狙って一帯での市街戦を続けた。ただ、ウクライナメディアによると、ロシア軍も戦車100台を失うなど大きな被害が出ている模様だ。欧米の当局者からは、ウクライナ側の激しい抵抗でロシア軍の侵攻が減速したとの見方も出ている。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、「私たちは戦う」と徹底抗戦を訴えた。

ウクライナメディア、市民の死を報じる一方でロシア被害の推計は…

 AP通信によると、ロシア軍はキエフに向けて進軍を試みており、大規模な攻撃に向けて進路を確保している可能性もあるという。

 砲撃などによりアパートや橋などに被害が出ており、キエフ市当局は、市街戦が継続していると住民に警告。シェルターに避難するよう呼びかけている。

 ウクライナの国営通信社は2…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年2月27日13時39分 投稿
    【視点】

    ロシア軍が事前の予想より苦戦しているという状況で思い出すのは、94年の第1次チェチェン戦争。当時グラチョフ国防相は「2時間でチェチェンの首都を陥落させる」と胸を張ったものの、チェチェン側の頑強な抵抗で、戦況は泥沼化しました。 もちろんロシ

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