障害者が描いた絵がネクタイに 笠松町がふるさと納税返礼品に採用

松永佳伸
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 障害者が描いた絵をもとにデザインした「空想昆虫ネクタイ」が、岐阜県笠松町ふるさと納税の返礼品となった。作ったのは、同町で訪問介護事業などを運営するNPO法人「ひだまり創」。障害者や高齢者のアート作品を収入の確保や生きがいにつなげていきたいという。

 ひだまり創では、障害者や高齢者の作品を展示販売してきた。新型コロナウイルスの影響で開催が困難になり、理事長の古沢由加里さんが、社会とのつながりを保つ新たな手段としてアート作品として商品化を企画。昨年10月、クラウドファンディングで制作費26万円を募り、ネクタイの商品化にこぎ着けた。

 描いたのは、「クラフトマンいっき」として活動する男性。空想の世界で描いた12種類の昆虫が、ちりばめられている。

 シルク100%の生地を使って限定20本をつくった。1本につき1千円が作者の収入になるという。うち6本を、笠松町がふるさと納税の返礼品にした。

 古沢さんは「作者にとって自分の絵が認められ、自分も誰かの役に立っているという実感がわく。障害者や高齢者の生きがいにもつながる」と話す。今後、ネクタイ以外の商品も展開していくという。

 ふるさと納税は、寄付金額3万2千円で申し込むことができる。(松永佳伸)