16年の時を経て、宙組の誇る大作「NEVER SAY GOODBYE」がよみがえった。2月28日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で初日の幕が開き、トップスター真風涼帆(まかぜすずほ)率いる宙(そら)組生が、1930年代の混沌(こんとん)としたスペイン内戦へと観客を引きずり込んだ。
初演は2006年で、元宙組トップコンビの和央(わお)ようかと花總(はなふさ)まりの退団公演として、演出家の小池修一郎が脚本を書き下ろした。ブロードウェーの大御所、フランク・ワイルドホーンが作曲を手がけたことも話題となった。
世界を旅する写真家ジョルジュ(真風)は、ハリウッドのパーティーで運命の人と出会う。劇作家のキャサリン(潤花(じゅんはな))だ。
混迷の時代の中、人生の真実…