気象庁が「十和田」に噴火警戒レベル運用へ 青森、秋田県境の活火山

吉沢英将
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 気象庁は28日、活火山の「十和田」(青森県秋田県)で、警戒が必要な範囲と防災対応を5段階で示す「噴火警戒レベル」の運用を3月24日午後2時から始めると発表した。この時点で火山活動に変化がなければ、レベル1(活火山であることに留意)となる。

 噴火警戒レベルの運用には、火山活動に応じた避難の開始時期や対象地域の設定が必要。十和田については2018年、火砕流などが周辺の計17市町村に及ぶおそれがあるとのハザードマップがまとめられた。

 気象庁は全国50の活火山を24時間監視しているが、警戒レベルを運用するのは49カ所目。残りは小笠原諸島硫黄島で、住民がいないため必要ないという。(吉沢英将)

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