「スイミーそっくり」水槽で渦巻くボラの大群 軽石が思わぬ置き土産
笠原雅俊
高知県室戸市の「むろと廃校水族館」の水槽で、ボラの大群が渦巻いている。海底火山の噴火による軽石が漂着した漁港で、偶然見つけたというボラ。群れで泳ぐ姿を見た子どもたちから「絵本のスイミーそっくり」と人気が高まっている。
全長約5センチのボラの大群は、2階の水槽(直径3メートル、深さ2・5メートル)で展示されている。照明を浴びた銀白色のボラは、雪国の吹雪のようにも見える。
今年1月初め、軽石が同市の高岡漁港に漂着した。水族館の若月元樹館長が様子を見に行くと、無数のボラが泳いでいるのを見つけた。「水族館で展示してみよう」。網ですくって持ち帰った。
水槽に入れるとすぐに群れて…
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