あえて、どローカル radiko追い風にローカルラジオの進む道

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藤谷健
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 土曜の夜10時になると、チリンチリーンとドアのベルが鳴り、バーに常連客がやってくる――。沖縄RBCiラジオの人気番組「ラジオBar 南国の夜」の始まりだ。地元で実際にバーを経営する與古田忠(よこだ・ただし)さんを相手に、琉球放送(RBC)の嘉大雅(よしみ・たいが)アナウンサーが、地元の話題から下ネタまで、「あまり意味のないトーク」(嘉さん)を1時間繰り広げる。

電波届かない東京のリスナーが25%

 この番組のリスナーが電波の届かない沖縄県外に広がっている。具体的な数字は公表されていないが、嘉さんの体感では「県外が半分ぐらい」という。SNS分析ツール「ブランドウォッチ」で、番組関連の過去1年間のツイッター投稿を居住地で分析したところ、沖縄が39%でトップで、東京(25%)、大阪(5%)、秋田(4%)と続く。投稿のあった都道府県は37にのぼり、広く聴かれている様子が浮かび上がる。ツイート数全体も、その前の1年間より30%増えていた。

 後押しするのが、ネットを使い、スマホやパソコンでラジオが聴けるサービス「radiko(ラジコ)」。同社によると、月間アクティブ利用者は、2020年2月に約750万人だったが、コロナ禍が始まると、一気に150万人ほど増えた。背景には、休校や在宅勤務で自宅時間が増えたためとみられる。月額385円(税込み)の有料会員になると、「エリアフリー」機能で全国どこのラジオ局の番組も聴ける。利用者は右肩上がりで増え、現在は約95万人にのぼる。過去1週間の番組の聴き逃し聴取ができる「タイムフリー」機能と合わせ、ラジコがいま、ローカルラジオ局の可能性を広げている。

爆笑問題・太田さんの絶賛が…

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