セクハラした小田原市職員を処分 訴えから1年超、当初は謝罪文のみ
村野英一
神奈川県小田原市は28日、市教育委員会の同僚女性3人にセクハラ行為をしたとして、教育部の男性職員(60)を停職2カ月の懲戒処分にし、発表した。最初の被害の訴えから1年以上が経過しており、市は対応の遅れが「適切でなかった」と認めている。
市によると、男性職員は昨年1月に同僚の女性に抱きつく行為をしたが、係長が口頭での注意にとどめ、上司に報告しなかった。職員は昨年7月、別の同僚女性の胸を触ったり、抱きついたりした。
所属長は、被害を受けた女性2人に謝罪する手紙を昨年12月に職員に書かせたが、読んだ2人は「受け入れられない」として職員の処分を要求した。
職員は2011年ごろから同僚の女性の体をさわることがあったと認め、「スキンシップのつもりだったが、行き過ぎに気づいた」と話しているという。(村野英一)
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