リニア工事現場でまた事故 コンクリ片が落下、作業員が胸を骨折

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 JR東海は2日、愛知県春日井市リニア中央新幹線の第一中京圏トンネル(西尾工区)の新設工事中に、40代男性作業員が胸の骨が折れるなどのけがを負ったと発表した。掘削面に吹き付けたコンクリートがはがれ落ちて当たったという。公表されたリニアのトンネル工事事故は3件目。

 JR東海によると、事故は1日午後4時40分ごろ、作業員7人でトンネルの補強作業中に発生した。けがをしたのは1次下請け「成豊建設」(東京都)の作業員で、幅2メートル、高さ1メートル、厚み10センチにわたってはがれ落ちたコンクリートの一部が当たった。

 事故を受け、工事は中断し再発防止策を講じるが、リニア全体の工期に「影響はない」(担当者)としている。工事は大成建設などによる共同企業体が担い、国のガイドラインに沿って作業していたという。

 リニアのトンネル工事をめぐっては、昨年10月に岐阜県中津川市の瀬戸トンネルで岩盤が崩落し、作業員2人が死傷。同11月には長野県豊丘村の伊那山地トンネルで崩落が起き、作業員1人が負傷した。