OPECプラス、生産計画は現状維持 原油高騰も大幅増産見送り

ロンドン=和気真也
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 中東やロシアなどの産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスは2日、閣僚級会合を開き、4月も小幅増産を継続することを決めた。経済制裁を受けるロシア産原油の供給動向が懸念されるなか、原油価格は高騰しているが、大幅増産などの議論はできなかった模様だ。

 OPECプラスは昨年8月から毎月、日量40万バレル分ずつ増産している。2日の会合は4月もこのペースを維持することで合意した。ロシアはサウジアラビアと並ぶ重要なメンバーで、米国など消費国側が求める大幅増産を協議しづらい事情もある。OPECプラスとしては、欧米の反発を避けつつ、原油価格をできるだけ高止まりさせたい考えのようだ。

 欧米の石油会社では、ロシアから中東や北海の原油に切り替える動きもめだつ。ロシア産原油は北海産に比べ1割ほど安い価格で取引されており、制裁の効果が出始めているとの見方もある。ただ、割安な原油を買おうとする国や企業もあり、ロシア産原油の取引量が下がるかどうかははっきりしない。(ロンドン=和気真也)