米、ICBM発射実験を延期 核戦力で圧力かけるロシアとの緊張回避

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ワシントン=高野遼
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 米国防総省のカービー報道官は2日の記者会見で、今週に予定されていた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期することを発表した。ロシアのプーチン大統領が核戦力で圧力をかける動きをみせるなか、一層の緊張の高まりを避けるための判断だという。

 カービー氏は「我々は誤解を招きかねないどんな行動もとる意図はない。責任ある核保有国であることを示すために決断した」と延期の理由を説明した。

 核弾頭を搭載できるICBMは米国の核戦略の柱の一つ。カービー氏は実験延期を受けて「戦略的な抑止力には何の変化もない」と強調した。発射実験は中止ではないが、延期日程は決まっていないという。

 カービー氏は、プーチン氏が…

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