国連総会に響いた40秒の拍手 「銃を置け、対話と外交の扉を開け」

有料会員記事ウクライナ情勢

ニューヨーク=藤原学思
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 193カ国で構成される国連総会は2日昼(日本時間3日未明)、ロシアを非難し、ウクライナからの即時撤退を求める決議案を141カ国の賛成で採択した。反対はロシアなど5カ国。決議に法的拘束力はないが、国際社会の中でロシアを孤立させ、圧力をかける意味合いがある。

 総会はこの日、3日目の「緊急特別会合」を再開。投票前に発言した各国国連大使らは最終的に計122人に上り、ほとんどがロシアを名指しで非難した。

 ミャンマーからは、チョーモートゥン国連大使が演説した。国軍によるクーデターが起きる前に着任。国軍から「解任」を告げられたが、いまも大使を務め、国際社会で国軍批判を続ける。だから、こう語る。

 「ウクライナの人びとの苦しみを、他の国よりも理解し、分かち合っている」

 ミャンマーでは「過度の武力行使や無差別攻撃、非人道的な行為」により、多数の市民が亡くなった。また、数十万人もの避難民が出たという。それが、ウクライナの現状と重なる。

 決議案に強い賛意を示す「共同提案国」は96カ国。国軍はロシアを擁護する姿勢を見せているが、国連大使の権限で、ミャンマーもロシア非難に名を連ねた。「正義、自由、平和は世界中で勝たねばならない」

賛成、反対、棄権、無投票… 各国の思惑は?

 投票の時を迎えた。国連本部で最も広い総会議場のモニターに、各国の投票が映し出される。反対はロシアのほか、ベラルーシ北朝鮮、エリトリア、シリアだけ。中国やインドなど35カ国は棄権票を投じ、ベネズエラなど12カ国は票を入れなかった。

 それでも、ロシアに厳しい態…

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