「戦いはここにある」首都に残り、国民を鼓舞 ゼレンスキー氏の覚悟

有料会員記事ウクライナ情勢

リビウ=喜田尚、高野裕介、モスクワ=石橋亮介、ワシントン=高野遼
[PR]

 ロシアの侵攻に対し、ウクライナは激しい抵抗を続けている。その支柱となって、国民を鼓舞し続けているのがボロディミル・ゼレンスキー大統領(44)の存在だ。命の危険を案じて国外脱出を勧める声もあるなか、首都キエフにとどまり続けている。

 「私はここにいる。武器を下ろすつもりはない。領土を、国を、子どもたちを守る」

 2月26日の朝、ゼレンスキー氏は大統領府の敷地内で自撮りした動画で、国民に徹底抗戦を訴えた。

 コメディー俳優出身という異色の経歴をもつ。かつてはテレビドラマで、政治危機を自身の誠実な言葉で乗り切る主役の大統領役を演じたこともある。

欧米を動かしたゼレンスキー氏の発言

 そんなゼレンスキー氏が発する言葉の力強さが、いま注目を浴びている。

 「我々は欧州の理想のために…

この記事は有料会員記事です。残り3727文字有料会員になると続きをお読みいただけます。