基準170倍、猛毒シアンを下水に流した疑い 改善命令にも従わず

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 猛毒成分を含む汚水を下水道に流したとして、警視庁は3日、めっき加工会社「福田鍍金(めっき)工業所」(東京都葛飾区)の水質管理責任者、福田浩三容疑者(48)=同区水元3丁目=を下水道法違反(排水基準違反)の疑いで逮捕したと発表した。「今は話したくない」と述べているという。

 浩三容疑者の父親で同社の福田与四郎(よしろう)社長(83)と、法人としての同社も同法違反(改善命令違反など)の疑いで書類送検した。警視庁のこれまでの調べに対し、浩三容疑者は「処理機材の修理や、汚泥処理の資金がなかった」と説明しているという。

 生活環境課などによると、浩三容疑者らは2020年10月~21年10月、同社工場から同法施行令で定められる排水基準の170倍のシアン化合物や六価クロムなどを含む汚水を4回にわたって下水道に流し、都からの改善命令にも従わなかった疑いがある。

 こうした成分は毒性がある上、下水処理施設で十分に処理できないまま河川や海に流れる可能性がある。

 不適切処理の実態を把握した…

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