「核戦争に導く危険な提言」共産・志位氏 維新の「核共有」議論
共産党・志位和夫委員長(発言録)
(日本維新の会が「ニュークリア・シェアリング(核共有)」の議論を求める提言を政府に出したことについて)断固として許すわけにいかない。強く非難したい。いま世界がウクライナの危機を見て実感している問題の一つは人間に核兵器を持たせてはいけないということだ。
核による脅威を取り除く方法は一つしかない。全世界から核兵器を廃絶することだ。そのことを条約として刻んだのが核兵器禁止条約で、こちらの方向を目指さなければならない。その時にそれと全く逆行する立場を表明するのは本当に許すわけにいかない。
(維新の)松井一郎代表は非核三原則を「昭和の価値観」とまで言った。今の世界の動きが見えないのか。核兵器禁止条約は非核三原則を世界規模で条約にしたものだ。昭和の価値観どころか21世紀のメインストリームにあるのが核兵器のない世界であり、核兵器禁止条約だ。それが目に入らないのか。
維新が政党として日本を核戦争に導く危険な提言を決定した責任は極めて重い。提言の撤回を強く求めたい。(国会内での記者会見で)
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