政権交代へ、勢いづく野党側 韓国大統領選で野党候補が一本化

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ソウル=鈴木拓也
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 9日投開票の韓国大統領選で、世論調査の支持率3位につける中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(60)が立候補を取り下げ、与党候補とトップを争う保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(61)の支援に回ることになった。投票直前に野党候補の一本化が実現し、政権交代に向けて追い風となる。

 安氏と尹氏が3日に記者会見して発表した。交渉の経過を知る韓国政界の関係者によると、尹氏は当選した場合、新政権の人事などで安氏の意向を尊重すると提案し、安氏が受け入れたという。安氏の支持層の一定数が尹氏の支持に回るとみられる。

 安氏は会見で「政権交代のために、尹候補を支持することにした。国民のための一本化だ。文在寅(ムンジェイン)政権の失政を正す」と表明した。尹氏も「安候補の意思を受け、必ず勝利し、共に政府を作って成功させる」と語った。選挙後に、両党が合併することにも合意した。

 世論調査では、尹氏と、進歩(革新)系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前京畿道知事(57)の2人が支持率でほぼ並び、競り合ってきた。政権交代を訴える野党候補同士の一本化は選挙構図を大きく変えるため、その動きが注目されていた。(ソウル=鈴木拓也)

李氏陣営は反発「野合だ」

 韓国大統領選は3日、文在寅(ムンジェイン)政権を批判し、政権交代を訴える野党の候補一本化に至った。投開票日を6日後に控えての「電撃的な合意」(韓国メディア)により、選挙戦の構図は大きく変化。政権交代の可能性が高まったとみて野党側は勢いづいている。

 一本化は、保守系最大野党「…

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