白ごはんが大好きな小学3年生、農家に弟子入り 目標は「借金返済」

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岩本修弥
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 小学3年生の男の子が昨年、コメ農家へ弟子入りした。理由はシンプル、白いごはんが大好きでたまらないから。1年目は台風に泣かされたが、家族や地域の人たちの支えを受けながら、「新米」農家は2年目の挑戦を始めた。

 先月中旬、神戸市西区の新宅佑輔さん(9)は、トラクターの運転席にいた。6月の田植えに向けて、土の表面を平らにする代かき。「師匠」が手を添えるハンドルを握り、トラクターの行く先を真剣なまなざしで見つめた。

 コメづくりのきっかけは1年前、夕食時の一言だった。「こんなにおいしい米、どうやってできたん。僕もつくりたい」

 地元の少年ラグビーチームに所属する佑輔さん。練習で汗を流し、自宅に帰ると母・雅美さん(46)の炊いた白ご飯が待っている。塩、卵かけ、ゆかりと「味変」させながら毎食3杯おかわりするのが日課だ。

「希望をかなえてあげたい」

 農業の知識は全くなかったが…

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