発走1分前までマスク着用、「厳戒」東京マラソン 感染対策は実るか

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笠原真
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 2万5千人のランナーの体調把握に陰性確認、時間差スタート……。6日、3年ぶりに一般ランナーが参加して開催される東京マラソンは、新型コロナの第6波の収束が見えない中、感染防止策の「厳戒態勢」が敷かれる。主催する東京マラソン財団は安全性に自信を見せ、沿道での観覧自粛を呼びかけるが、当日まで不安要素も残されている。

 大会に先立つ3日、東京ビッグサイト東京都江東区)で、出場する市民ランナーに、当日着用するビブスの交付が始まった。ビブス交付は事前に配布されたPCR検査キットの検体を提出することが条件だ。

 提出された検体は医療機関で調べ、結果はメールと専用アプリで参加者に知らされる。PCR検査代の6800円は参加者の自己負担だ。神奈川県大和市介護職員の坂下敏之さん(35)は「一連の手続きは物々しいと感じた。陽性になってしまったら仕方ないが、PCR検査で感染の有無がわかる方が安心する」と話す。陽性の場合は参加不可となり、参加費1万6500円が全額返金され、来年以降の大会に抽選なしで出場できる。

 PCR検査だけでなく、参加者は大会10日前から発熱やせきの有無を専用アプリで毎日、主催者に報告することが求められている。

 参加人数は例年の3万8千人から縮小し、重症化リスクが高い65歳以上のランナー約1600人には、来年以降の出場権を認める代わりに、参加自粛を呼びかけている。ただ、どこまで応じてもらえるかは未知数だ。

走りきってゴール、まず求められるのは…

 当日も様々な感染対策が取られる。スタート地点の都庁前(新宿区)には密を避けるため、四つの入場ゲートが設けられ、スタート2時間前の午前7時から受け付けを始める。参加者は陰性を証明するスマホ画面をスタッフに見せ、晴れてスタートラインに立てる。これまで設けてきたロッカーや手荷物の預かり場所は今回は設けない。

 スタートは3グループが10~15分おきに走り出す「ウェーブスタート方式」で、出走1分前までマスクを着用し、ほかのランナーと1メートル以上間隔を空けて走り、ゴール直後からまずはマスク着用を求めている。

 全国の市民マラソンはコロナ…

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