幻想的な1枚が撮れる 和倉温泉の「映える」お寺・青林寺

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文・小島弘之、写真・小杉豊和
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 庭の木々の緑が、ガラスの球体に浮かび上がる。そこは「反射」が生み出す美を堪能できる場所。カメラで「刻印」しよう。

 静寂に包まれる夕刻の客殿。窓ガラス越しに見える庭園が、LEDの光で満たされた。座卓に置かれた天板のガラス板が、鏡のように景色を映し出す。室内の行灯(あんどん)の光と相まって生まれる幻想空間。しばし時を忘れて見入った。

 能登半島中央に位置し、開湯1200年を誇る北陸有数の温泉観光地、和倉温泉。曹洞宗・青林寺(せいりんじ)の客殿は、大正天皇が皇太子時代に休息した「御便殿(ごべんでん)」と呼ばれる由緒ある歴史的建築物だ。1976年に移築され今に至る。

 寺を一躍有名にしたのは、県内の写真愛好家が2017年にインスタグラムに投稿したある写真だった。

 青紅葉に彩られた初夏の庭園を、座卓に反射させたリフレクション(反射)写真。「見慣れたはずの光景が、ここまで美しくなるとは」。濱田晃瑞(こうずい)住職(78)は、副住職を務める息子のスマートフォンでその写真を見た時、美しさに思わず息をのんだという。

後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回はお酒に合う名物です。

 能登を代表する深紅の「のと…

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