月を目指す宇宙飛行士に1563人応募 JAXA「前回より6割増」
2008年以来となった宇宙飛行士の募集が4日締め切られ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、1563人が応募したと発表した。前回の963人から6割増えた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、健康診断書の提出期限が来月4日まで延長されており、応募者数が確定するのはその後になる。
今回から理系の大学卒でなくても応募できるようになるなど条件が大幅に緩和され、応募が増えたとみられる。ただ、女性の割合は前回の13%から20%に上がったものの、目標としていた3割には届かなかった。
JAXAは今後、英語など教養試験や医学検査、面接などで選考を進め、来年2月ごろまでに若干名を選ぶ。選ばれた飛行士は、米国が主導する月探査計画に参加する予定だ。(小川詩織)
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