「裁判で真相究明を」ウィシュマさん遺族、損害賠償求め国を提訴

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大野晴香、編集委員・北野隆一
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 名古屋出入国在留管理局でスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が収容中に死亡した問題で、遺族が4日、国に計約1億5600万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。生前の様子がわかるすべての監視カメラ映像の提出も求めている。死亡から6日で1年。遺族は「裁判で真相を究明したい」としている。

 原告は、妹のワヨミさん(29)とポールニマさん(27)、母親のスリヤラタさん(54)。

 ウィシュマさんは2017年6月に留学ビザで来日した。在留期限が過ぎ、交番に出頭した翌日の20年8月20日に名古屋入管に収容され、健康状態が悪化。21年3月6日に死亡した。

 訴状によると、同年1月18日ごろには胃液逆流の症状が出て体重も減少、2月3日には自力歩行が困難になった。同15日の検査で飢餓状態や腎機能障害の可能性を示す結果が出ていたという。仮放免を2回申請し、支援者も入院や点滴の必要性を訴えたのに、「帰国させる圧力をかける目的で収容し続けたのは違法」と主張している。

 名古屋入管は4日、「訴状の内容を検討して適切に対応します」とコメントした。

 「1年かかって真相究明でき…

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