3度目のマラソンにして、初めて「怖さ」を感じている。
6日の東京マラソンは、吉田祐也(GMOインターネットグループ)にとって1年3カ月ぶりのマラソンとなる。
この半年で、大きく練習環境が変わった。
東京オリンピック(五輪)で6位になった、大迫傑の指導を受け始めた。
きっかけは、大迫が出場した東京五輪前、約2カ月間のアメリカ合宿に参加したことだ。
五輪前でも、大迫は特別な練習をしていなかった。
淡々と目の前のメニューをこなす姿に、マラソンの神髄を見た気がした。
五輪後、その関係性が少し変わる。
それまでの「練習パートナー」から、週に1回電話やオンラインでメニューを相談する「コーチ」になった。
その理由はシンプルだ。
「懐に入ったら、どういう視…