ウクライナ危機、欧米への冷めた視線 紛争続く中東・アフリカの現実

有料会員記事ウクライナ情勢

中東アフリカ総局長・武石英史郎
[PR]

 ウクライナで起きている不条理を目の当たりにして、世界中の誰もが私たちと同じ感情を抱くとは限らない。

 「ガザへの爆撃で米欧はイスラエルの肩を持った」「ウクライナよりイエメン内戦の方が深刻だ」

 ツイッターでアラブ圏からの投稿をみると、新たな紛争への悲しみや平和を願う声があふれる一方で、ロシアに激しく反発する米欧を皮肉るようなツイートも目立つ。権威主義的な野心を隠さないロシアだけでなく、米国に対しても、冷ややかな視線が向けられている。

 「ウクライナはイラク占領に加わったことを忘れるな」という投稿もある。米国が始めた2003年のイラク戦争と01年のアフガニスタン戦争には、ロシア以外の旧ソ連東欧諸国が数多く加わった。ウクライナもその一つだった。当時、派兵は北大西洋条約機構(NATO)に加盟したい国にとって、踏み絵のような状況だった。

 その後、加盟を果たしたバル…

この記事は有料会員記事です。残り834文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら