自民党の高市早苗政調会長は6日のフジテレビの報道番組で、非核三原則の見直しについて、「有事のときに『持ち込ませず』については、自民党内でも私は議論したい」と述べた。
高市氏は「極端な意見だと」と断った上で、「非核三原則を守るべしという人の中には、有事になっても核兵器を搭載したアメリカ艦船が日本の領海内通過もダメ、領空を飛んでもダメという議論がある」と主張。「いざとなったら核抑止力が全く機能しないと言っているのと同じことになる」と語り、非核三原則を見直す議論に意欲を示した。
同番組では前週、安倍晋三元…
- 【視点】
党で議論するのは自由ですし、部会などでは常にできることだと思います。ただ、党総裁は否定しています。さらに、核は核でも平和利用の原発についても今回の戦争では危機にさらされ、また周辺国に恐怖心を与える道具として使われています。まもなく3.11で
- 【解説】
高市氏が議論すべきというこの核持ち込みとは、有事には日本領域内に米国の核が持ち込まれうると日本が認めれば、米国の「核の傘」がもっと見える化されて、「抑止力」が高まるという考え方です。 この考え方自体に議論がありえますが、実は日本政府は非