ウクライナ上空に「飛行禁止空域(ノー・フライ・ゾーン)」を設定するべきかという議論が話題を呼んでいる。ゼレンスキー大統領が強く欧米各国に求めているためだ。一方、欧米側はロシアとの「本格戦争になる」と応じる気配はない。いったい何が問題となっているのか――。
「飛行禁止空域」が脚光を浴びた一つのきっかけは、今月1日にジョンソン英首相がポーランドで開いた記者会見だった。ウクライナから退避してきた記者が現地の危機的な状況を語り、涙ながらに「飛行禁止空域」の設定を求めた。
だが、ジョンソン氏の答えは「我々にできることは十分にない。英国がロシア機を撃ち落とすことはできない」というものだった。
会見後、ジョンソン氏は英メ…

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