生理とスポーツ「痛み我慢は当たり前」変えたい インスタで知識共有

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野村周平
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 若い女性アスリートに生理に関する医学的知識を気軽に知ってもらおうと、インスタグラム上での教材配信が始まった。

 オンライン教材「1252プレーブック」。

 スポーツ界であまり語られてこなかった「無月経の問題」や「正しいピルの知識」など20を超えるテーマに関するイラストと短い説明文が随時、無料で公開される。

 1年間52週のうち、約12週が女性の生理期間であることが「1252」の名の由来。生理の悩みを抱える女子学生や指導者らの気づきになればと、学生アスリートの支援団体「スポーツを止めるな」と東大医学部付属病院が作成した。

 「スポーツを止めるな」の理事を務める競泳元日本代表の伊藤華英さんは1年前に「1252プロジェクト」を立ち上げ、学生へのオンライン勉強会やトップ選手との対談動画の配信を続けてきた。

 痛感したのは「自分たちの体なのに、月経に関する知識がない。周りに話せる環境もない」という現状だった。

 団体が行ったアンケートでは、回答した運動部所属の女子学生600人超のうち約68%が「月経はパフォーマンスに影響がある」と回答した一方、「スポーツ時に月経への特別な対策はしていない」と答えた学生も63%にのぼった。

 堅苦しい教材ではなく、若者に人気のインスタグラムで気軽に見られれば「若い子たちに生理の正しい知識を届けられる」と伊藤さん。スポーツドクターで東大病院の能瀬さやかさんに協力を仰ぎ、一目で内容が分かるようなイラスト集を制作した。

男性も生理を考えるきっかけに

 多くの五輪選手らの相談に乗ってきた能瀬さんにも危機感があったという。

 無月経になって骨を強くする…

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