「コロナ禍は大変。でも、負けずに学校は進化している」
首都圏の公立小学校に勤務する男性教員(40)は、そう思っている。
新型コロナの感染が拡大した2020年春。政府が決めた一斉休校から、学校は異例の対応に追われた。消毒、健康観察、行事の変更、分散登校、オンライン授業……。
男性教員は、当時「教務主任」。遅くまで残って仕事をせざるを得ない幹部教員の一人だ。この事態をどう乗り切るか、考えていた。
公立小学校で教員をする妻と、当時小学1年生、4年生の子の4人暮らし。1年生の子は、入学からそのまま休校で、預ける場所もない。
その上、通勤には、バスと電車で片道約1時間かかる。コロナ以前は、妻と交代でやりくりしていたが、それも厳しくなった。
コロナ禍によって迫られた学校のデジタル改革。業務のスリム化が進んだ一方で、アナログの大切さもはっきりしました。
「在宅」実現へ、あのビジネスツール
在宅するしかない教員もいる…
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