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SMBC日興、法人としても立件へ 管理体制ずさん、相場操縦事件

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 SMBC日興証券の専務執行役員ら4人が金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕された事件で、東京地検特捜部が、同法の両罰規定に基づき、法人としてのSMBC日興も立件する方向で検討していることが、関係者への取材で分かった。社内の管理体制がずさんで、法人としての刑事責任も免れないとみて調べている模様だ。

 逮捕されたのは専務執行役員でエクイティ本部長だったヒル・トレボー・アロン容疑者(51)ら4人。大株主から売却意向があった株を市場外で買い取って投資家に売る「ブロックオファー」取引が成立するよう、取引の基準となる市場終値の安定を目的に大量の買い注文を入れるなどした疑いが持たれている。4人は全員、否認しているという。

 同法には、社員らが業務に関連して違法行為をした場合、事業主体の法人も罰する両罰規定がある。相場操縦罪では7億円以下の罰金が科される。

 関係者によると、特捜部は、株価操作は部署をまたいで組織的に行われており、会社として違法行為を防ぐための注意を尽くしていなかったとみて捜査。取引仲介で多額の差益を得ているほか、「市場の門番」である大手証券が自ら市場の公正を害したとみられる点も重視し、両罰規定の適用を検討しているという。

 同社の近藤雄一郎社長は逮捕…

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