「気にくわない」 北海道の自然描く7メートルの大作、不満のわけは

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大野択生
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 写実絵画を追究してきた野田弘志(85)がこのほど新作を発表した。描いたのは、自身が暮らす北海道の大自然。構想から5~6年を費やした縦約2・8メートル、横約7メートルの大作で、千葉市緑区のホキ美術館で展示中だ。ただ、本人は「気にくわない」ときっぱり。今後も「死ぬまで描き足しに来る」と宣言している。

 3枚の大きなキャンバスをつなげ、ニセコ山系の神仙沼の風景を描いた。水面は木々や空を映し、静かなようでさざ波が広がっている。この風景には「死と生が詰まっている」と野田は語る。

 葉にとまるトンボは、よく見ると死んでいる。沼の周囲は木々が茂っているようで、枯れた松や倒れたシラカバがのぞく。「単純に言ってしまえば、この絵は中心がない。生きたり死んだりがわんさかいて、枯れたものも美しい」

 朝日新聞で連載していた加賀…

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