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第2回卵子凍結した38歳「将来、わからないからこそ」 選択肢とリスクと

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神宮司実玲
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 「もっと早く知りたかった」。大阪府の女性(38)は昨夏、不妊治療で苦労した妹から、未婚の女性も卵子を凍結できると聞いて驚いた。

 女性は営業職の正社員。仕事は充実している。遊ぶ友達も、付き合って2年になる同い年のパートナーもいる。自分では結婚や出産願望が強いとは思わないが、相手を少し、問い詰めてしまったことがある。「20代なら待てたかもしれない。でも、出産を考えたら、今を過ぎると難しいかもって」

 職場は女性も多く、不妊治療中の先輩もいる。「子どもがほしいなら早い方がいいよ」と聞いていたし、加齢で妊娠しにくくなることは漠然と知っていた。でも現実感はなく、のんびりしていたところもあった。

 そんな時に知ったのが卵子凍結だった。「ようやく、年齢のリミットを実感した」。昨秋から2回採卵し、卵子17個を凍結。更に2回採卵して計30個を保存する計画だ。

性や生殖の話題を口にしづらい日本。妊娠や出産、育児の決断や責任は女性に偏りがちで、女性自身も社会の規範にとらわれ、生き方を自由に描けずにいます。自分の体は自分のもの。悩み、選び、踏み出した人たちに取材しました。

 採卵の約14日前から、排卵…

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年3月9日12時1分 投稿
    【提案】

    卵子の凍結によって、女性の生き方の選択肢が増える。いいのではないだろうか。ぜひ応援・支援しよう! 同時に、今生まれている子供の支援も忘れないでお願いしたい。日本の子供貧困率はOECD加盟国の中で最悪(日本財団調べ)。子育てコストを実質ゼロ

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男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]