社長のジェンダー平等まで360年? 沖縄の女性社長比率が高いわけ

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今泉奏
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 100人のうち8人――。国内の社長に占める女性の割合だ。増加ペースは年平均0・1ポイントと遅く、男性と同数になるには単純計算で360年かかる。「足かせ」を外す手がかりを、女性社長たちの現在地を探って考えたい。まずは、女性社長の割合が11・4%で全国トップの沖縄県から。

女性社長比率

帝国データバンクによると、21年の国内の社長に占める女性の割合は8・1%。地域別では四国(9・6%)がトップで、九州(9・4%)が続く。自動車産業が盛んな中部(6・6%)は21年連続でワースト1位。業種別では不動産(16・9%)が最高で、最低は建設業(4・8%)。就任経緯でみると、親族から継ぐ「同族承継」が女性は5割で、男性の4割を上回る。「内部昇格」は8・3%で、男性の11・8%を下回った。

 マンゴー畑のなかに立つ、ピンク色の屋根の小屋。10年前から女性起業家の支援を続ける民間団体「沖縄ガールズスクエア」の拠点だ。渕上沙也加さん(34)は昨年10月から、ここで起業セミナーを受けてきた。春には自宅で小さなケーキ店を開くつもりだ。

 「カフェを開きたい」。夢を描いたのは10年ほど前。息子が生まれて間もないころだった。当時はシングルマザーで、コールセンターで働いていた。唯一の安らぎは、カフェで過ごす時間だった。

 5年前、近所のカフェで働き始めた。そして昨年、ガールズスクエアの起業セミナーをSNSで知って申し込んだ。

 参加者は、整体や福祉、コミ…

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