JA青森中央会が役員選任 8カ月以上の不在経て 青森

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 JA青森中央会の臨時総会が7日開かれ、内部の対立により昨年6月末以降、空席が続いていた役員11人が決定した。津軽と南部(県南)の対立に端を発した役員全員不在という異常事態は約8カ月ぶりに解消されたが、内紛によるしこりは大きく、運営が今後、正常化するかは不透明だ。

 中央会は県内の各農協など14団体を代表する機関。しかし、役員選任の手続きを巡って、県南側と津軽側の組合長が対立。昨年6月30日に開かれた通常総会で役員の人事案を提出できず、役員全員が不在となった。直後に前会長が辞退届を出したため、会長職も不在となり、JA青森組合長の雪田徹氏が「会長職務代行者」に選出された。

 その雪田氏も同年11月に解任され、農林水産省から、役員や会長の不在は「定款違反だ」と指摘されていた。

 今回の臨時総会は中央会に加盟する団体の過半数が請求し開催。津軽側の雪田氏を会長に、JAごしょつがる組合長の斉藤勝徳氏を副会長とする人事案が賛成多数で承認された。

 ただ、JA八戸の山美喜正組合長らは、臨時総会の開催手続き自体が定款や農協法に反するとして、「流会とすべきだ」と主張。人事案にはJA八戸、JAおいらせ、JAゆうき青森、JA十和田おいらせの県南側の4組合長が反対した。

 山美氏は「人数が多かったら何でも通るというのではなく、物事をきちんと決めてほしい」と批判。議決の無効を訴えることも視野に、専門家に相談するとしている。