「そのメール詐欺だど」 ナマハゲが注意呼びかける動画、県警が作成

井上怜
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 「そのメール、詐欺だど」――。ナマハゲが特殊詐欺への注意を呼びかける動画を、秋田県警と男鹿真山伝承館(男鹿市)が作成し、ユーチューブで公開している。幅広い世代に警戒を促す取り組みで、これまでに3種類の動画を用意した。

 動画には、ナマハゲについて広く知ってもらう活動をしている伝承館で、普段からナマハゲ問答を披露している「主人」とナマハゲが登場する。

 「おやじ、まめでらったが(健康だったか)」といつもの掛け合いで始まり、特殊詐欺の手口を覚えているかとナマハゲが問うと、主人は「新聞もニュースも見てるもの」「ひっかがる訳ねっすべしゃ」。ナマハゲは「それだば安心なこどだ」と満足げに応じる。

 ただ、主人の携帯電話に「6億円が当選した」というメールが届くと雰囲気は一変する。

 手数料として犯人に求められた電子マネー5万円分を主人が喜んで買いに行こうとすると、ナマハゲが「おやじ、そのメールうそだ。詐欺だど!」「言ったそばからだまされてらんだが(だまされてるじゃないか)」と一喝する。

 主人は落ち着きを取り戻し、被害を免れるというストーリーだ。

 この「高額当選メール編」のほか、「還付金詐欺編」、「パソコンウイルス編」も作った。それぞれ5分ほどで、実際の手口をもとに生活安全企画課と男鹿署がシナリオを作った。県警が開設した「秋田県警察犯罪抑止対策」のチャンネルで見ることができる。

 スマートフォンやパソコンを使った特殊詐欺の件数が増え、被害に遭う年代が広がっていることから、同課は「ナマハゲは全国区。県外も含めて、ぜひ多くの人に見てもらいたい」としている。(井上怜)