「ラナさん!」ウクライナ人YouTuberは日本語で呼びかけた

有料会員記事ウクライナ情勢

松川希実
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 ロシアによるウクライナ侵攻後、日本でロシア人やロシア関連の店舗などに対する嫌がらせが起きている。そんな中、日本で暮らすウクライナ人YouTuberが「ロシア人だからといって『合わせる顔がない』なんて言わないで」と訴える動画を配信した。呼びかけた相手は「ラナさん」。自身と同じく日本で暮らす一人のロシア人だった。

「日本のみなさんには知って頂きたい」

メッセージを配信したのは、来日4年のウクライナ人ダリアさん。YouTubeチャンネルで日本語で動画を配信した。

 「ロシア人みんながみんな戦争を応援しているわけではないので、それを日本のみなさんには知って頂きたいです」

 各国で広がるロシア人への誹謗(ひぼう)中傷に対して「今の状況で一番怖いのは、二つの国の人たちがお互いを嫌うようになってくることです」と訴えた。

 ダリアさんはウクライナ人の父、ロシア人の母のもとで育ち、それぞれの国で暮らした経験から「二つの故郷」があるという。

 日本人との結婚をきっかけに来日した後は、「三つ目の故郷」である日本で、ロシアやウクライナそれぞれの文化や言語を紹介したいと、YouTubeを始めた。

「ラナさん」とは誰?

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まると、ロシア、ウクライナ、それぞれの国のニュースを読み、双方の国にいる友人や親戚に聞いた「市民の状況や思い」を日本語で発信してきたダリアさん。しかし、2月27日に配信した動画はちょっと違っていた。

 「ラナさん!」と名前を出して呼びかけたのだ。「ラナさん、『合わせる顔がない』ということは言わないでほしい。もちろんロシア人みんながみんなが戦争を望んでいないということも知っています」

 ダリアさんが呼びかけたラナさんとは誰なのか?

 「ラナさん」とダリアさんは…

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