老いた者同士、最後はアナーキー 喜劇「サンシャイン・ボーイズ」

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山本健一・演劇評論家
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舞台評

 ユーモアと皮肉、ナンセンス。加藤健一と佐藤B作が、ニール・サイモン作「サンシャイン・ボーイズ」(演出・堤泰之)で、しゃべくり漫才さながらの芸を見せる。

 ウィリー(加藤)と相方のアル(佐藤)は、かつてボードビルのスターだった。アルが引退宣言をして11年前にコンビを解消した。おかげで落ちぶれたウィリーは古い定宿で、マネジャーの甥(おい)(佐川和正)が持ってくる仕事を待つ。アルは娘の家で暮らす。1回だけコントを復活する仕事を甥が持ってきた。最初は断るウィリーだが、すったもんだの挙げ句に稽古にこぎつけるが喧嘩(けんか)別れ。ウィリーは心臓病で倒れ、どんでん返しに近い皮肉な結末を迎える。

 2人の意地の張り合いとギャ…

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