ANA、新LCCブランド立ち上げ 23年度から東南アジアなどで

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松本真弥
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 ANAホールディングス(HD)は8日、日本と東南アジアやオセアニアを結ぶ格安航空会社(LCC)の新ブランドを立ち上げると発表した。コロナ禍で落ち込んだ海外旅行の需要回復を見据え、2023年度後半の就航を目指す。日本航空(JAL)とあわせ、航空大手2社のLCC戦略が固まった形だ。

 ANAHD子会社で成田―シンガポール路線を運航している「エアージャパン」を、成田空港が拠点のLCCブランドとしてリニューアルする。25年度までにボーイング787を6機投入し、タイ・バンコク豪州など、片道4時間以上かかる中距離の国際線を展開する計画だ。

 機内サービスを抑えて料金を安くする一方、座席スペースは従来のLCCより広げ、乗客数も300人程度を確保する。峰口秀喜社長は「LCCとフルサービスキャリアの良いところをあわせ持った新しいサービスを提供する」と話した。

 同じANAHD傘下で、関西

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