サンゴの天敵、オニヒトデを駆除 土佐清水・竜串湾でダイバーら捕獲

笠原雅俊
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 サンゴの日の5日、高知県土佐清水市の竜串湾で、美しいサンゴを守ろうと天敵のオニヒトデの駆除があった。四国最南端の水族館「足摺海洋館」(SATOUMI)と「黒潮生物研究所」(大月町)の職員が合同でダイビングし海中のオニヒトデを捕獲した。

 竜串湾は足摺宇和海国立公園にあり、シコロサンゴやテーブルサンゴなど約100種のサンゴが生息している。しかし、2005年ごろからサンゴを食い荒らす天敵のオニヒトデの大量発生が確認され、サンゴが減少しているという。

 同湾に立つ足摺海洋館は、昨年から1人の入館料のうちサンゴにちなんだ3・5円の積み立てを始めた。昨年は約44万円、今年は約10万2千人分にあたる約35万円の寄付金を、サンゴの保全活動を続けている同研究所に贈った。

 この日は、6人が作業船に乗って、オニヒトデが発生している海域に向かった。水深約8メートルの海中に次々と潜り、岩場などにいるオニヒトデを捕獲した。大きなもので直径40センチもあるオニヒトデは毒性が高く、職員らは手鉤(てかぎ)という漁具と網を使って、約40分間の潜水で27匹を駆除した。

 同研究所の目崎拓真所長は「竜串湾で、これまでに3万匹以上のオニヒトデを駆除した。このままでは、サンゴ群集がなくなる恐れがある。竜串のサンゴを守るためには、地道に活動を続けることが大切だ」と話している。(笠原雅俊)

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