小学校教員の秋採用、佐賀県で実施へ 全国最低の競争倍率に危機感

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松岡大将
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 佐賀県教育委員会は新年度から、小学校の教員採用試験を従来の夏に加え、秋にも実施するという全国でも珍しい取り組みを始める。受験者数が減って競争倍率の低下が進むなか、人材を確保するための工夫だ。県教委は「全国的にも珍しい」と話す。

 文部科学省によると、ここ15年の県の小学校教員採用試験の倍率は、2010年度の8・1倍をピークに下がり続けている。21年度採用は前年度と同じ1・4倍だったが、全国の都道府県で最低だった。

 県教委は、教員が多く必要な特別支援学級の増加や、団塊の世代の大量退職を補うために採用数を増やした一方で、受験者数が減ったことが要因とみている。これまでは、受験年齢制限と実技試験の撤廃などで人材確保に努めてきたが、依然低下傾向にあり、危機感を抱いているという。

 そこで秋採用に踏み切った。従来の夏採用は5月から募集し、7月に1次試験(主に筆記)、8月に2次試験(主に面接)、9月に合格発表だった。秋採用を採り入れると9月下旬から募集、11月中旬に筆記と面接をまとめて行い、12月に合格発表という流れが加わる。

 秋採用を始めても夏の採用枠…

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