第11回「まるでホラー映画のなか」 ハリコフからリビウへ、戦う夫を残して

有料会員記事ウクライナ情勢

リビウ=高野裕介
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 戦争で最も傷つくのはいつも女性や子どもたちだ――。国際女性デーの8日、ウクライナ西部リビウで、各地から戦火を逃れてきた人たちが身を寄せる避難所を訪れると、行く当てもなく、途方に暮れる女性たちの姿があった。

 隣国ポーランドの国境まで車で1時間半ほどのリビウには、ウクライナ各地から多くの人たちが避難している。国外脱出の拠点にする人もいれば、リビウにとどまる人たちもいる。総動員令のために18~60歳の男性には招集の可能性があり、基本的に国を離れることができない。そのため、避難するのは女性や子どもがほとんどだ。

 鉄道駅に近い、女性の人権擁護を訴えるNGOの事務所は、臨時の避難所になっていた。8日は18人の女性や子どもが滞在していた。

 イリーナ・フリードリクさん(34)は住宅街も攻撃を受けている北東部ハリコフから、2歳と9歳の子どもを連れて逃げてきた。電車で20時間かけて、4日にリビウにたどり着いた。

いつもと違う3月8日

 ロシアの侵攻から1週間は自…

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