河井夫妻事件で現金受領の広島市議3人が辞職願 略式起訴方針で

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 2019年参院選をめぐる買収事件で、河井克行元法相=実刑確定=から現金を受け取った広島市議3人が9日午前、議長に辞職願を提出した。3人とも同日、検察当局から公職選挙法違反の罪(被買収)で略式起訴する方針を伝えられ、受け入れたという。

 事件当時の現職議員で最高額の200万円を受け取った奥原信也県議も同日、同罪で略式起訴する方針を示され、受け入れたと記者団に明らかにした。進退については「まず後援会に報告し、その後に記者会見を行う」とした。

 辞職願を出したのは今田良治、豊島岩白、海徳裕志の3氏で、いずれも50万円を受け取った。今田氏は「(現金を)その場でお返しができなかった自分がいたことが始まりだと思う」と記者団に述べた。豊島氏は「(現金を)断れず、じくじたる思い」、海徳氏は「金のやり取りに対する認識が甘かった」と語った。

 東京地検は21年7月、河井氏の妻案里氏=有罪確定=を当選させる目的で現金を受け取ったとされる100人全員について、受動的な立場だったなどとして不起訴にした。だが、東京第六検察審査会は豊島、海徳両氏を含む計35人を「起訴相当」とする議決を今年1月に公表した。検察当局は体調不良の1人を除く34人を起訴する方針を固め、9日朝から他の議員にも伝えているとみられる。