「若者に希望与えて」「格差解消を」 韓国大統領選、有権者の思いは

有料会員記事韓国大統領選挙2022

ソウル=神谷毅
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 9日朝から投票が始まった韓国大統領選で、有権者はどのような思いを一票に込めたのだろうか。新しい大統領への期待や望みを市民たちに尋ねた。

 ソウル近郊の京畿道に住む主婦、金順子(キムスンジャ)さん(65)は「与党も野党も国のために政治をすると言いながら、政争にうつつを抜かす姿ばかり見てきた」と政治への不信を打ち明ける。それでも保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(61)を選んだ。「尹氏は政治の新人。党代表も30代と若い。その組み合わせにかけてみたい」

 大学生と高校生の孫に聞くと、有名大学を出ても就職は難しく、大企業に入っても定年まではいられないので、希望も未来もなく不安だと言う。「私たちが若かった時代は貧しいけれど子どもを持った。将来に希望があったから。韓国の未来を支える今の若者に安定した雇用があり、恋愛も結婚もして子どもを持てるという希望を与えてほしい」と、新しい大統領に注文した。

 故朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の故郷の韓国南東部は伝統的に保守が強い。ただ、この地域の安東市で運送会社を営む柳漢泰(リュハンテ)さん(52)は、進歩(革新)系の与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前京畿道知事(57)に投票した。

 李氏も尹氏も本人や周辺に疑…

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