キエフに3方向から迫るロシア軍 侵攻開始から2週間、カギは制空権

有料会員記事ウクライナ情勢

ワシントン=高野遼
[PR]

 ロシア軍のウクライナ侵攻開始から2週間近くが経ち、首都キエフへの包囲網が狭まりつつある。ロシア軍の苦戦も伝えられるが、抵抗を続けるウクライナ軍との戦力差は依然として大きい。都市包囲戦となれば、さらなる被害拡大も懸念される。(ワシントン=高野遼)

戦闘部隊の「ほぼ100%」投入

 「2日間でキエフを制圧する計画だったが、2週間近くが経ち、彼らはまだキエフを完全包囲することさえできていない」。米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は8日、米下院情報特別委員会の公聴会でそう述べた。

 当初、ロシア軍はキエフ急襲を狙ったが、拙速な進軍は失敗したとみられている。想定外の反撃に遭い、補給線が遮断されて前線の部隊は燃料や食料不足に苦しむことになった。

 ロシア軍は自軍の死者を498人(2日現在)と発表したが、米国防情報局は8日、公開情報と機密情報の組み合わせから「信頼度は低い」としつつ、ロシア軍の死者が2千~4千人との推定を示した。

 だがロシア軍はいま、再攻勢…

この記事は有料会員記事です。残り1499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら