託された公金10兆円 政府の「大学ファンド」責任者の戦略とは

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聞き手・榊原謙、桜井林太郎
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 政府がつくる「大学ファンド」が今月から本格的に動き出す。10兆円規模の資金を株式などで運用し、もうけを日本の大学に渡して研究力を底上げする予定だが、元手の9割は国からの貸し付けで運用の失敗は国民の負担になりかねない。ファンドの運用責任者を務める科学技術振興機構(JST)の喜田(きた)昌和理事に、運用戦略や見通しを聞いた。

 ――巨額資金の運用を国から任されました。

 「国の研究や教育の環境を整備し、底力を上げる国策に関われるのはとても光栄だ。チャレンジングであることは承知の上で、JSTに来た。実際に運用を開始するのは春先、3月以降だ」

 ――ウクライナ情勢が緊迫化し、市場も混乱しているなかでのスタートとなります。

 「金融市場のボラティリティ…

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