女性議員増「ナンパしていこう」と市議が発言 国際女性デーに議会で

堀越理菜
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 熊本市議会の田上辰也市議(市民連合)は8日の市議会一般質問で、女性議員を増やすための取り組みを呼びかけた際に「ナンパ」という言葉を使った。同日、田上市議は、発言の取り消しを議長に申し出た。

 田上議員によると、一般質問では8日が国際女性デーだということに触れ、局長級幹部職員への女性の登用を市に求めたほか、女性の議員候補者を増やそうと呼びかけた。

 その際、「ナンパが苦手な人間でも、女性を、女性議員を増やすようなナンパは許されるのではないでしょうか」「この人が議会に来てくれれば、また市民の生活もよくなるのではないかと思われるような女性には、ぜひ議場の皆さんも声をかけて、ナンパしていこうではありませんか」などと発言した。

 発言後に地元紙記者から取材を受け、取り消しを申し出たという。田上議員は取材に「くだけた意味として使ったが、不快に受け止められたなら、言葉を大事にする議員として適切でなかった。男性目線で、ジェンダーフリーの時代にそぐわなかった」と話した。取り消しは議会運営委員会に諮られた後、本会議で採決される予定。(堀越理菜)

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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2022年3月11日9時31分 投稿
    【視点】

    ナンパ、英語でいえばpick up girls。「くだけた意味」とか弁解しているけど、そもそもこの議員は、手当たり次第女性に声をかけて「政治やらない?」と誘うことで女性議員候補を増やそうよ、と言っているわけで、言葉の選び方以前にまったくこの

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・国連職員)
    2022年3月10日17時12分 投稿
    【視点】

    正直、オーソリティの方々にこういう地雷を踏み続けてどんどん炎上していただきたい。その度にビクビクする男性も女性も多いでしょうが、私たち全員がなんでアウトかを考えるきっかけになる。ウケると思って発した言葉がアウトだった、なんて経験は誰にでもあ

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