3・11に合わせ、むつ市が改訂版津波防災マップを全世帯配布

安田琢典
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 津軽海峡と陸奥湾に面する青森県むつ市が、津波の高さや浸水域、避難場所や経路などを詳しく紹介した「津波防災マップ」を改訂した。3万2千部を印刷し、東日本大震災から11年目となった11日、全2万9千世帯への配布を始めた。

 県が昨年3月に公表した津波の浸水予測を受け、2013年度に作成したマップを全面的に改訂。昨年11月に発行する予定だったが、夏の大雨被害の対応に追われて延期されていたという。防災関係機関の連絡先や、市内のラジオ周波数も記載されている。

 市によると、日本海溝(マグニチュード9・1)と千島海溝(同9・3)の二つの地震が発生した場合、津軽海峡に面し、使用済み核燃料中間貯蔵施設を建設している「リサイクル燃料貯蔵」(RFS)がある関根地区で13・4メートルの津波が見込まれている。湾内の市中心部には4メートルの津波が来て、広範囲に浸水するとされる。

 市防災安全課の古屋敷均課長は「マップを見て居住地域の浸水がどの程度かを確認し、各家庭の避難計画に役立ててほしい」と話す。マップは市役所でも配布している。問い合わせは同課(0175・22・1111、内線2132)。(安田琢典)