ブエノスアイレスの位置、3ミリ違った 茨城県立高校入試で出題ミス

有料記事

佐々木凌
[PR]

 茨城県教育委員会は11日、3日にあった県立高校入試学力検査のうち、社会科の出題に誤りがあったと発表した。全受験生を正答扱いとする。同県では昨年の高校入試で多数のミスが見つかった採点の態勢を強化していたが、今回は作問過程の作業ミスに気づかないまま出題していた。

 出題ミスがあったのは1問目で、世界地図に点で示された都市の気候について、四つの雨温図(気温と降水量を示すグラフ)の中からあてはまるものを選択する方式だった。アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスの雨温図を正解にすることにしていたが、地図上では3ミリ、実距離では約900キロ南西の別の都市に点を打っていた。この都市は降水量が少ないステップ気候と砂漠気候の間で、温暖湿潤気候のブエノスアイレスとは気候帯が全く異なるという。

 印刷業者に発注する過程で誤り、その後の確認でも気付かなかったという。4日夜、県立学校から指摘があり、発覚した。別の学校からも「1問目にしては正答率が低いので確認してほしい」という連絡があった。出題ミスがあったのは2017年以来で、当時も社会の地図に関する問題だった。

 県教委は、受験生全員を正答扱いとして2点を与えるよう、7日に各校に伝えた。発表が試験の8日後になったことについては、追試験を含む他の問題に出題ミスがないかの点検などに時間がかかったためだったと説明している。

 合格発表は14日。県教委は…

この記事は有料記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!