WEリーグのチェア 漫画が縁で蕨市の神社に祈願

堤恭太
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 女子プロサッカーWEリーグを率いる岡島喜久子チェアが11日、埼玉県蕨市を訪れ、同市の総鎮守、和楽備(わらび)神社に絵馬を奉納した。岡島チェアが、同市を舞台とした女子サッカー漫画「さよなら私のクラマー」のファンだったことから実現。絵馬には「WEリーグ観客5千人に」「なでしこジャパン再び世界一に」などと悲願を書き込んだ。

 その後、市役所で頼高英雄市長とWEリーグの盛り上げ方と女子サッカーを通じたまちづくりなどについて意見交換した。岡島チェアは「蕨の子どもたちに試合を見に来て欲しい」と要望。「バスツアーを企画したい。元日本代表選手にバスの中で見どころを解説してもらう」などの案も披露した。頼高市長は「蕨はホームタウンではないが、女子サッカーを盛り上げていきたい」と応じた。

 漫画は架空の蕨青南高校女子サッカー部、通称「ワラビーズ」の恩田希の成長物語。TVアニメになって昨年4月から放映され、登場人物の中学時代を描いたアニメ映画も公開された。

 日本一小さな市の蕨は全域がほぼ住宅地。これまで映画やドラマなどの舞台やロケ地になることはほとんどなかっただけに、地域の活性化に生かそうと、登場人物ののぼり300本が各所に掲げられ、オリジナルグッズ販売が始まるなど盛り上がっている。

 昨年12月にアニメツーリズム協会の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選ばれた。市の面積が5平方キロしかなく歩いて回れることから「聖地巡礼スタンプラリー・ウォーキング大会」を開くなど連動した動きが活発になっている。(堤恭太)