中国首相、ウクライナ情勢は「憂うべき事態」 対ロ制裁には反対

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北京=高田正幸、西山明宏
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 中国の全国人民代表大会全人代、国会に相当)が11日、閉幕した。閉幕後に中国内外メディアの記者会見に応じた李克強(リーコーチアン)首相はウクライナ情勢について、「平和解決に資するあらゆる努力を支持する」と述べたが、米欧などによる対ロシア制裁については改めて反対の姿勢を強調した。

 会見はオンライン形式で実施。2時間余りで、李氏は経済政策や外交方針などに関する計13問に答えた。

 中国はロシアによるウクライナ侵攻について、国連の非難決議を棄権するなど、双方の立場に配慮してあいまいな姿勢をとる。李氏は「憂うべき事態」「各国の主権と領土保全は尊重されるべき」として、「平和が戻るよう、国際社会と共に積極的な役割を果たしたい」などと述べたが、具体的な行動には言及しなかった。

 一方で、対ロ制裁については…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞編集委員=中国など国際関係)
    2022年3月11日23時30分 投稿

    【視点】つまらない会見だったと正直に言いたい。彼の個性なのか習近平政権のキャラなのか。温家宝前首相の退任を控えた12年の全人代会見を思い出す。言うだけ大将であり稀代の名優の温氏ではありましたが政治改革の必要性をあいかわらず唱え、最後の会見でも触れた