4度延期のNPT再検討会議、8月にNYで開催 国連軍縮部が発表

ニューヨーク=藤原学思
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 4度にわたって延期されていた核不拡散条約(NPT)の再検討会議が、8月1~26日に米ニューヨークの国連本部で開かれることが決まった。国連軍縮部が11日、発表した。

 NPT再検討会議は当初、2020年4月に開かれる予定だった。だが、新型コロナウイルスの影響で度々延期になり、今年1月の日程も、オミクロン株の流行で直前に変更された。

 8月案は昨年末に提案された。加盟国はその後、日程を前倒しできないかを模索。ただ、国連本部の議場を4週間にわたって押さえるのは困難で、最終的に夏休みシーズンに当たる8月の開催で合意した。

 国連軍縮部門トップの中満泉・国連事務次長は「ロシアのウクライナ侵略、続いている戦争でも背景に核兵器の脅威を感じます。だからこそ、NPTという場で協議が必要」とツイッターで意気込みを語った。

 核保有国の米国、ロシア、英国、フランス、中国は今年1月に共同声明を発表。「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならない」と記された。だが、ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻後、核戦力を含む抑止力を「特別態勢」に移すよう命じ、緊張が高まっている。(ニューヨーク=藤原学思