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「プーチンはロシアをも殺したのです」 ロシア反体制派知識人が手記

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 「プーチンはウクライナばかりではなく、ロシアをも殺したのです」

 プーチン政権に批判的な立場を貫いてきたロシアの知識人が、ウクライナ侵攻で受けた衝撃と苦悩、そしてロシア社会の現状を、国外の読者に向けた手記につづった。

 筆者は、ロシア文化の研究に半生を捧げ、反体制派知識人としても知られている女性で、手記を熊本学園大学の太田丈太郎教授(20世紀ロシア文学・ロシア文化)に託した。身の安全のために、匿名での公表を望んでいる。

 手記は、プーチン氏が始めた戦争について「私たちは衝撃を受けています」「いまにいちばん恐ろしいことが起こると、誰もが知っていたのにもかかわらず、それが本当に起こると信じることができなかったのです」と記している。

 「ヒトラーがキエフを爆撃し…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞編集委員=中国など国際関係)
    2022年3月15日10時38分 投稿
    【視点】

    「社会の多くの人の意見は彼らとは違うでしょ」。中国の民主派の人々を取材し伝えていると、日本でもそうした指摘を受けることがあります。人々の多くは「日常」を過ごしているのに、なぜ派手に取り上げるのかという批判を受けたこともあります。この手記にも

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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2022年3月15日9時47分 投稿
    【視点】

    この手記ほど現在のロシア国内の空気、反政府の人たちの苦悩をストレートに伝えているものはないのではないか。ぜひ全文を読んでほしい。かつて「鉄のカーテン」という言葉があって、ソ連は西欧世界から閉ざされていた。私は1993年、モスクワの赤の広場で